眠る村

2月2日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開

スタッフ

ナレーション:仲代達矢(なかだい・たつや)

1932年東京都生まれ。1952年に俳優座演劇研究所付属俳優養成所入所。舞台「幽霊」のオスワル役で鮮烈デビュー。「どん底」「リチャード三世」「ソルネス」などの舞台で芸術選奨文部大臣賞、毎日芸術賞、紀伊国屋演劇賞、ほか数々の賞を受賞。小林正樹監督『黒い河』(57)、『人間の条件』(59-61)、『切腹』(62)、黒澤明監督『用心棒』(61)、『影武者』(80)、『乱』(85)など日本を代表する映画作品に出演。テレビドラマでもNHK「新、平家物語」「大地の子」ほか代表作多数。1975年より後進育成のための「無名塾」を亡き妻・宮崎恭子(女優、脚本家、演出家)と主宰。近年の主な映画出演作として阪本順治監督『人類資金』(13)、中みね子監督『ゆずり葉の頃』(14)、小林政広監督『海辺のリア』(17・第38回高崎映画祭・最優秀主演男優賞)など。2007年に文化功労者、2015年に文化勲章、2016年に第39回日本アカデミー賞協会栄誉賞など受賞多数。東海テレビ作品には「毒とひまわり〜名張毒ぶどう酒事件の半世紀〜」(10/ナレーション)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(12/奥西勝役)、『ふたりの死刑囚』(15/ナレーション)に続き4作目の参加となる。

プロデューサー:阿武野勝彦(あぶの・かつひこ)

1959年生まれ。同志社大学文学部卒業、81年東海テレビ入社。アナウンサーを経てドキュメンタリー制作。主なディレクター作品に「村と戦争」(95・放送文化基金賞優秀賞)、「約束~日本一のダムが奪うもの~」(07・地方の時代映像祭グランプリ)など。プロデュース作品に「とうちゃんはエジソン」(03・ギャラクシー大賞)、「裁判長のお弁当」(07・同大賞)、「光と影~光市母子殺害事件 弁護団の300日~」(08・日本民間放送連盟賞最優秀賞)など。劇場公開作は『平成ジレンマ』(10)、『死刑弁護人』(12)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(12)、『ホームレス理事長 退学球児再生計画』(13)、『神宮希林 わたしの神様』(14)、『ヤクザと憲法』(15)、『人生フルーツ』(16)でプロデューサー、『青空どろぼう』(10)、『長良川ド根性』(12)で共同監督を務める。個人賞として、日本記者クラブ賞(09)、芸術選奨文部科学大臣賞(12)、放送文化基金賞(16)などを受賞。

監督:鎌田麗香(かまた・れいか)

1985年愛知県生まれ。明治大学文学部卒業、2008年東海テレビ入社。警察・司法担当記者を経て、「ふたりの死刑囚~再審、いまだ開かれず~」(15)で初のドキュメンタリー制作。趣味は俳句。名張事件について読んだ句は「天高し柵の向こうの古き墓」。「ふたりの死刑囚」で袴田巌さんを取材するうちにボクシングと将棋も趣味に。劇場公開作は『ふたりの死刑囚』(15)に続き本作が2作目。2018年8月に女児を出産。現在、育児休暇中。

監督:齊藤潤一(さいとう・じゅんいち)

1967年生まれ。関西大学社会学部卒業、92年東海テレビ入社。営業部を経て報道部記者。愛知県警キャップなどを経てニュースデスク、ニュース編集長、報道部長を経て、現在、報道局総合プロデューサー。05年よりドキュメンタリー制作。これまでの発表作品は「重い扉~名張毒ぶどう酒事件の45年~」(06・ギャラクシー優秀賞)、「裁判長のお弁当」(08・ギャラクシー大賞)、「黒と白~自白・名張毒ぶどう酒事件の闇~」(08・日本民間放送連盟賞優秀賞)、「光と影~光市母子殺害事件 弁護団の300日~」(08・日本民間放送連盟賞最優秀賞)、「検事のふろしき」(09・ギャラクシー奨励賞)、「罪と罰~娘を奪われた母 弟を失った兄  息子を殺された父~」(10・FNSドキュメンタリー大賞)、「毒とひまわり~名張毒ぶどう酒事件の半世紀~」(10・ギャラクシー奨励賞)。劇場公開作は、『平成ジレンマ』(10・モントリオール世界映画祭出品)、『死刑弁護人』(12・日本民間放送連盟賞最優秀賞)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(12・東京ドラマアウォード・ローカルドラマ賞)で監督、『ふたりの死刑囚』(15)でプロデューサーを務める。個人賞として放送文化基金賞(12)。名古屋闇サイト殺人事件をテーマにしたドキュメンタリードラマ「HOME」(主演:斉藤由貴・18年12月放送)を制作。

音楽:本多俊之(ほんだ・としゆき)

1957年生まれ。78年大学在学中に初のリーダーアルバム「バーニング・ウェイヴ」を発表、日本を代表するサックス奏者である。作・編曲家としても、多数リリース。映画作品は『マルサの女』(87・日本アカデミ-賞最優秀音楽賞)をはじめ一連の伊丹十三監督作品のほか、『人魚伝説』(85)、『秋深き』(08)など池田敏春監督作品、また世界で公開された、りんたろう監督アニメーション映画『メトロポリス』(01)、『よなよなペンギン』(10)などで音楽を担当。東海テレビ作品では「検事のふろしき」(09)、『青空どろぼう』(10)、「議会のかたち」(11)、『長良川ド根性』(12)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(12)、「森林ニッポン」(14)、『ふたりの死刑囚』(15)に続き8作目となる。

音楽プロデューサー:岡田こずえ(おかだ・こずえ)

映画『マルサの女』(伊丹十三監督)、『ガンヘッド』(原田眞人監督)、『バカヤロー!シリーズ』(森田芳光総指揮)などの音楽制作から、映画・TV・CM・舞台の音楽を制作。アニメーション映画『時をかける少女』、『サマーウォーズ』(細田守監督)なども手がけている。また近年は、著作権・海外ライセンスなどにも詳しい音楽プロデューサーとして作品作りに係わっている。東海テレビ作品は「検事のふろしき」(09)、「毒とひまわり」(10)、「母の絵日記」(10)、『平成ジレンマ』(10)、『青空どろぼう』(10)、「議会のかたち」(11)、『死刑弁護人』(12)、『長良川ド根性』(12)、「四季 純情の里」(12)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(12)、「熱中コマ大戦 全国町工場奮闘記」(13)、『ホームレス理事長 退学球児再生計画』(13)、『神宮希林 わたしの神様』(14)、「森林ニッポン」(14)、「じゃがいもコロコロ」(15)、『ヤクザと憲法』(15)、「熱中コマ世界大戦」(15)、「戦後70年 樹木希林 ドキュメンタリーの旅」(15)、『ふたりの死刑囚』(15)、『人生フルーツ』(16)、「きずあと 101歳 戦争と平和のレクイエム」(16)、「悪い犬」(17)、「家族のキモチ」(17)、「眠る村」(18)、「さよならテレビ」(18)など27作。

撮影:坂井洋紀(さかい・ひろき)

1974生まれ。名古屋学院大学外国語学部英米語学科卒業、97年映像関係のプロダクションを経て、東海テレビでカメラマンとして報道現場に立ちニュース取材を担当。2007年、東海テレビプロダクション入社。「重い扉~名張毒ぶどう酒事件の45年~」(06・ギャラクシー優秀賞)、「黒と白~自白・名張毒ぶどう酒事件の闇~」(08・日本民間放送連盟賞優秀賞)、「毒とひまわり~名張毒ぶどう酒事件の半世紀~」(10・ギャラクシー奨励賞)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(12)、『ふたりの死刑囚』(15)と名張毒ぶどう酒事件を追い続けている。

音響効果:柴田勇也(しばた・ゆうや)

1979年生まれ。日本デザイナー芸術学院コンピューターミュージック科卒業、2002年東海サウンド入社。報道、スポーツ、ドキュメンタリー、バラエティ番組など幅広いジャンルで音響効果を担当。参加した劇場版ドキュメンタリーに『青空どろぼう』(10)、『長良川ド根性』(12)がある。

編集:奥田繁(おくだ・しげる)

1968年生まれ。東京写真専門学校ビデオ科卒業、88年エキスプレス入社。「重い扉~名張毒ぶどう酒事件の45年~」(06・ギャラクシー優秀賞)からの名張毒ぶどう酒事件を取り扱った連作ドキュメンタリー作品の編集を担当している。 主な編集作品に「はたらいてはたらいて」(92・日本民間放送連盟賞優秀賞)、「オオシカの村」(93・文化庁芸術祭作品賞)、「とうちゃんはエジソン」(03)、「裁判長のお弁当」(07)など。劇場公開作に『青空どろぼう』(10)、『長良川ド根性』(12)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(12)、『神宮希林 わたしの神様』(14)、『ふたりの死刑囚』(15)、『人生フルーツ』(16)がある。また2013年から取材現場に出向き、地元の将棋プロ棋士、豊島将之二冠や藤井聡太七段のニュース番組を手がける。「藤井聡太14才」(17)など。現在は関西囲碁将棋記者クラブにも所属。

監修:門脇康郎(かどわき・やすろう)

1944年生まれ。東海テレビ入社後、技術局、制作局、報道局などでニュース、ドキュメンタリーの取材や撮影に従事する傍ら、1978年から現在まで名張毒ぶどう酒事件を取材。1987年、のちの東海テレビ「司法シリーズ」の源流ともいえる「証言~調査報道・名張毒ぶどう酒事件~」の取材、構成を担当。2006年退社後、写真展「バングラデシュの今」、「貧困と成長~バングラデシュ」を発表。2013年、共著「名張毒ぶどう酒事件・死刑囚の半世紀」(岩波書店)を出版。『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(12)、『ふたりの死刑囚』(15)で監修を務める。